2000-01-20 ◆<星>ビンタン・パーク閉鎖も検討:スンブコープ 【ビンタン】シンガポールの政府系複合企業SembCorp Industries (SCI)は、シンガポールに近接するインドネシア領ビンタン島に発生した暴動で、現地合弁事業Bintan Industrial Parkの閉鎖も検討せざるを得ない窮地に立たされている。 住民と地方当局の紛争に巻き込まれ、人質にとられた形のSCIの幹部は18日、もし武装住民が迅速に占拠を解かないなら、9600人が就業する27工場を擁するパークは、暫時閉鎖する他ないと語った。 先週土曜、パラン(鉈)や刀剣で武装した約300人の住民がパークに乱入、発電所を占拠した。住民側はサリム・グループが1991年にBintan Beach International Resort (BBIR)開発のため、1平米当たり100ルピヤで無理矢理土地を買い上げたとし、平米当たり1万ルピヤ(S$2.4)の補償を要求している。サリム・グループはインダストリアル・パークの主要株主でもある。 ビンタン当局と住民の18日の交渉は決裂、住民側は19日午後1時までに要求が受け入れられないなら、ビンタン・インダストリアル・パークとBBIRを破壊すると最後通牒を突きつけた。 スンブコープ・パーク・マネージメントのGoh Song How社長によると、今のところ発電所が3日間にわたり操業を停止したのみで、犠牲者や施設の損害はないが、問題がさらに紛糾するなら、安全上からもパークを閉鎖せざるを得ない。また紛争が長引くなら、パークを完全に閉鎖する事態もあり得る。SCIとしては土地紛争に対して何ら手の打ちようがない。同社はインドネシア政府が、その投資を保護し、少なくとも秩序と法を維持してくれることを期待するだけと言う。(ST:1/19)