2000-03-08 ◆Tanfac、農業化学品/薬品原料に照準 【チェンナイ】Aditya BirlaグループのTanfac Industries Ltd は向こう数年をかけて農業化学品/医薬品製造原料の潜在市場を開拓する方針だ。 Tanfac幹部が5日、ヒンドゥー・ビジネス・ラインに語ったところによると、35クローを投じたフッ素ベースの化学品製造工場は既に稼働、最近はトライアルのマーケッティングも開始した。Tanfacは農業化学品や量産薬品のフッ素ベースの原料に照準を合わせており、Zeneca等の国際薬品会社が関心を表明している。他の製品には重水原料のフッ化カリウム、カリウム・メタル、薬品原料の2/4ジクロロ5フルオロ・アセトフェノンが含まれる。 これらの製品領域に照準を合わせるのは、フッ素ベースの製品領域における強味を生かすためで、またインドではこれらの領域はまだ未開拓なため。インドが一旦国際特許規約を満たすなら、多国籍の農業化学品会社や製薬会社がインドに大量進出する見通しで、高品質な薬品/化学品原料の供給者はこうした潮流に乗じることができる。 一方、Tanfacは総合生産性管理(TPM)方式の導入を通じ、設備を拡大することなく無水フッ化水素酸の製造量を1日32トンから43トンに拡大した。これにより同社のフッ化アルミニウム市場シェアは50%から65%に、無水フッ化水素酸市場シェアを60%から90%に、それぞれ拡大、両製品の生産コストは各14%と6%下降した。 この結果、Tanfacは社団法人日本プラントメンテナンス協会(JIPM)から1999年度TPM賞を授与された。フッ素化学品メーカーがJIPMの表彰を受けたのは初めてのことで、インド企業のJIPM-TPM受賞は3社目と言う。