2000-03-14 ◆ニッケル国内価格、史上最高マーク 【アーマダバード】ロンドン金属取引所(LME)の在庫水準の低下や投資基金の買い注文増大でニッケル価格が過去5年来の最高レベルに達しており、インドの国内価格も史上最高を記録している。 インディアン・エクスプレスが13日、トレーダー筋の消息として報じたところによると、12日にはLMEにおけるニッケル価格はトン当たり1万430米ドルを記録した後、1万340米ドルで引けた。投機的買い注文から1月の1万500米ドルのレベルまで上昇する兆候が見られ、一旦同水準に達すれば、技術的買い注文から市況は一層過熱する見通しだ。Vadilal Forexのアナリストは、向こう数週間に1万2000米ドルのレベルに肉薄すると予想している。 こうした値上がりはファンダメンタルとテクニカルの両面から支えられており、LMEの在庫は過去10年来最低の3万3750をマーク、依然として下降し続けている。ステンレス・スチールの生産ブームと労働問題に伴う供給の逼迫からニッケル価格は1998年12月以来、2倍以上に上昇している。供給の伸びを遙かに上回る需要の拡大に伴い、1989年に工場事故が原因で記録された1万8750米ドルの水準が再び目にされる可能性も予想されている。 こうした中で、インドの国内価格も過去最高のトン当たり59万5000ルピー(US$1万3650)に達し、ステンレス製家庭用品の製造業者等は深刻な影響を受けている。