2000-05-19 ◆Bajaj、ホンダと紳士協定 【ムンバイ】地元二輪車大手Bajaj Auto Ltd(BAL)は、スタッフやディーラーを奪い合わぬことでホンダと合意した。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが17日伝えたところによれば、地元パートナーMunjal一族との対等出資(各26%)合弁会社Hero Hondaを通じてモーターサイクル市場の約40%のシェアを握るホンダは、最近完全出資子会社Honda Motorcycle & Scooter India ( Pvt.) Ltdを設立、スクーター市場におけるプレゼンスの拡大に本腰を入れる構えだが、インド・スクーター市場の約60%のシェアを握るBALと約40社のサプライヤーをシェアしている。 BALのRajiv Bajaj副社長(製品担当)は16日の記者会の席上、ホンダ側から以上の趣旨の申し出を受けたことを明かにするとともに、これを受け入れる意向を表明した。 世界最大の二輪車市場に数えられるインドでは、ホンダが完全出資子会社を設立すれば、ヤマハもEscorts Yamaha Motor Ltd (EYML)の持分を50%から74%に引き上げ、イタリヤの二輪車メーカー、ピアジオは国営Scooters India Ltd (SIL)の買収を図っている。現地合弁会社TVS Suzukiを通じて二輪車市場の約20%のシェアを占めるスズキもSIL権益買収に触手を動かしている。 バジャジ氏によれば、インド二輪車市場に対する国際的な関心が高まり、規模の経済性の実現も求められる中で、潜在市場の開拓や部品ソーシングの面で各社の協調の可能性が模索され始めている。こうした中で四輪車市場におけるような市場再編が二輪車市場にも生じる可能性が有る。 BALのSanjiv Bajaj重役(法人金融担当GM)によると、BALは間もなくサプライヤー及びディーラーに奉仕するインターネット・ベースのB2B“Auto Exchange”サービスを開始する。また二輪車顧客に奉仕するB2Cポータルも準備中だ。オート・エクスチェーンジは四輪車もカバーしている。両ポータルは業界志向のもので、BALはサプライヤーやディーラー業界への競争原理導入効果に期待するとともに、戦略パートナーを求めていると言う。