2000-06-01 ◆セメント各社、近く会合し生産削減協議 【チェンナイ】国内セメント業界は価格の軟化を阻止するため、全国主要メーカーの代表が6月第1週に会合、生産削減問題等を協議するもようだ。 インディアン・エクスプレスが水曜(5/31)伝えたところによれば、グジャラート州やラジャスタン州におけるセメント消費は干ばつの影響で既に大幅に減少しているが、今後西部地区が雨期を迎えれば、需要の一層の冷え込みが予想される。このためセメント業界は価格の軟化に歯止めをかける必要に迫られている。 今年4月の西部地区のセメント消費は211万7000トンと、昨年同月の233万7000トンに比べ9%の落ち込みを見た。グジャラート州では水不足から建設活動がほとんどストップ、セメント価格は1袋(50kg)100-110ルピーに下降している。ラジャスタン州のセメント価格は、さらに下回るとされる。両州は大幅な設備過剰に直面、近隣諸州にもその影響が波及している。マハラシュトラ州ムンバイにはグジャラート州から大量のセメントが流入、1袋当たり価格は130ルピーと昨年同期を25ルピーも下回っている。 北部の需要も低調で、4月の販売量は239万9000トンと、昨年同月の241万9000トンを8%下回った。アナリストらは5月の需要も4月と大差ないものと見ている。 しかし東部と南部のセメント消費は4月に9.8%と3%の拡大を見た。南部は干ばつの影響を免れ、ケララ州のメーカーは5月に入って1袋当たり10ルピー値上げしている。こうしたことは、過剰供給に悩む他州では真似のできないことで、タミールナド州チェンナイにおける価格は145ルピー、アンドラプラデシュ州ハイデラバードにおけるそれは105ルピーとなっている。アンドラプラデシュ州では今週に入ってさらに下方圧力を受けているとされる。