1995-07-07 ◆<星>電子業界、下半期の業況に依然強気な見通し 【シンガポール】証券業界のアナリストらが下半期の景気動向に悲観的になっているのに反して、電子業界の幹部らは今年下半期にも引き続き強い成長基調が維持されるものと予想している。 ST紙のインタビューに応じたシンガポール電子業界の関係者はいずれも下半期の業況に強気な見通しを抱いており、一部には、下半期の業況が上半期を上回り、通年では昨年実現された24%を上回る成長率が達成されると予想する向きも有る。ヒューレット・パッカードとコンパックの幹部は異口同音に好調な受注とパーソナル・コンピュータに対する強い需要から、下半期に景気が後退することなど考えられないと語った。アップル・コンピュータ幹部も今年は20%の売上増を予想、ナショナル・セミコンダクター幹部は下半期にPC(パソコン)に装着されるハード・ディスクが上半期のそれを20%上回るだろうと予想した。 しかしDBSインベストメント・リサーチのアナリストは成長は明らかに鈍化しており、今年の成長率は15~20%の範囲にとどまるだろうと指摘、その理由の一つとして、昨年の生産が既に493億Sドルのピークに達した点を付言した。またスミス・ニューコートのアナリストは、昨年の急成長はマレーシアへの部品の大量輸出に支えられた要素が大きいが、この種の需要は大幅に減退していると指摘した。(ST:7/6)