2000-06-20 ◆インド/EU、今月末自由貿易地域構想協議 【ニューデリー】インドと欧州連合(EU)は今月末にリスボンで催されるインド/EUサミットの席上、インドEU自由貿易地区(FTA)構想を協議する。 エコノミック・タイムズ及びデカン・ヘラルドが17日報じたところによれば、インド産業連盟(CII)が先週金曜に主催したセミナーの席上商工省のNripendra Misra次官は以上の消息を語った。 それによると、目下インドの関税率は約28%、これに対してEUは4~5%である。インド・サイドは「如何なる方式により関税率をゼロにまで引き下げるか」、「国内産業がどのような影響を受けるのか」、「それによりEU市場へのアクセスが強化されるのか」と言った点を検討せねばならない。この種の二国(地域)間交渉により世界貿易機構(WTO)下の多角的貿易交渉に勝る成果が期待できるかどうかも配慮する必要があると言う。 これに対してIndian Institute of Foreign TradeのB Bhattacharyya学長とRajiv Gandhi FoundationのBibek Debroy博士はいずれも双方の不均衡な貿易政策を配慮すれば、インド側はFTAの導入により不利益を被ると指摘した。それによると、関税を撤廃すれば、インド国内産業は高価な代償を支払うことになるが、その反面譬えEU市場へのアクセスが拡大しても、インド産業が一定のシェアを獲得するのは極めて困難と言う。