2000-07-03 ◆Essar、Hazira発電所の買い手探し再開 【アーマダバード】Essar Power Ltd(EPL)は米国拠点のMarathon Powerとの取引が破談になったことから515MW(メガワット)のグジャラート州Hazira発電所の買い手探しを再開したが、当初同プラントに関心を表明したRelianceやEnronも今では冷淡な態度を見せており、今のところ売却の目処は立っていないようだ。 インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが先週木曜(6/29)伝えたところによれば、Essar自身、グジャラート州Vadinar製油所のファイナンスの目処が立ったことから、Haziraプラントの売却に対する熱意を失っている。もともとHaziraプラントの売却は、グループの負債を軽減し、製油所プロジェクトに対する新規融資獲得の環境を整えることにあった。目下グループの金融機関に対する債務は1550クロー(US$3.46億)のレベルにある。 加えてマラソンとの取引の破談からグジャラート州政府の姿勢にも懐疑が抱かれている。今回のマラソンとの取引破談には州政府の姿勢が少なからず関係しているものと信じられている。観測筋によれば、州政府の姿勢が明かにならない限り、これ以前に同プラントに関心を示した地元や多国籍企業を含め、Hazira発電所の買収をまともに検討するものは最早なくなっていると言う。 EPLはEssar Steelのキャプティブ発電所として後者に20年間にわたり優遇レートで電力を供給、余剰をグジャラート州電力局(GSEB)に売却することになっているが、GESBは、マラソンがHaziraプラントを買収後、直接Essar Steelに電力を売却することに強く反対している。一旦マラソンがEPLを買収したなら、EPLは最早キャプティブ発電所ではなく、通常の独立電力供給業者(IPP)のはずである。このためマラソンに買収されたEPLがEssar Steelに電力を供給する際は、GESBがその顧客から徴収している料金と少なくとも同率の料金を徴収すべきだと言うのがその理由である。 多国籍企業らも今や純粋なIPPとしてのHaziraプラントには関心が有っても、優遇料率でEssar Steelに電力を供給することは希望していない。これに対してEssarは最早EPLの100%売却に関心が無く、74%の権益のみを売却、優遇料率でのEssar Steelに対する電力供給は確保したい考えとされる。