2000-07-26 ◆業界、新工業生産指数の信頼性に疑問 【ニューデリー】産業界は新工業生産指数(IIP)の信頼性に懐疑を抱いている。中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)は最近卸売物価指数(WPI)の基準年を1980-81年から1993-94年に変更するとともに、調査品目の比重にも見直しを加えたが、同見直し後IIPの成長率は12.2%から5.7%に急速に鈍化した。 ザ・ヒンドゥーが24日伝えたところによれば、インド商工会議所協会(ASSOCHAM)は見直し後のIIPの数字は、銀行界や大蔵省方面のデータとも相違が目立つと、新基準に基づくIIPに疑問を表明している。 それによると、大蔵省の直接税及び間接税収入は共に改善しており、このことは法人/個人所得の拡大と売上の増加を示している。また中央銀行の統計でも商業銀行の非食品業界に対する貸付残高が顕著な増加を見ており、このことは産業界が運転資金や投資需要を賄うためにより多くの借入を行ったことを意味する。 1999年4月から2000年3月の間の各月の旧指数は前年同月比1%程度の差にとどまっているが、新指数が導入された2000年4月に間しては製造業指数は6.1%ダウンし、IIP全体でも5%の大幅な落ち込みを見ている。 また同月の製造業指数が6.1%の落ち込みを見た主因は中間財の成長率が、旧基準に基づく暫定数値では21.2%に達していたものが、新基準に基づいて見直しが加えられた後の確定数字では僅か4.5%になったためである。しかしAssochamによると、中間財の成長率はそれ以前の4ヶ月間連続20%以上の成長が記録されており、21.2%の暫定数値の方がより信憑性があると言う。