2000-08-21 ◆今年初4ヶ月のテレビジョン販売激減 【ムンバイ】過去数年80~85%の成長を享受してきたテレビジョン製造業者は、今年は売上の下降とマージンの縮小に直面、大きな打撃を受けている。 デカン・ヘラルドが18日伝えたところによれば、今年初4ヶ月(4-7月)のテレビジョン販売は、昨年同期比19%の落ち込みを見、こうした状況は年末まで持続する見通しだ。 インド商工会議所連盟(FICCI)耐久消費財委員会委員長を務めるフィリップス・インディアのオンブズマン、K S Raman氏によると、年初4ヶ月のテレビジョン販売は138万台と、昨年同期の170万台を大きく下回った。価格に敏感なインドTV市場は、製品の持続的値下がりに伴い過去3年来、ユニット販売ベースで年率80%以上の成長を遂げてきた。例えば21インチのTVセットは1996/97年には1万8990ルピーしたが、今では1万2990ルピーと、31%値下がり、20インチのそれは、1万5990ルピーから1万1590ルピーに28%下降した。 こうした値下げは、関税率の60%から30%への下降や部品国産化に伴うコスト削減以外に、約50%の販売マージンのカットにより実現された。とは言え、TV下取り制度や農村市場開拓に伴う販売の伸びが、マージン縮小の痛みを和らげてきた。 しかし今では一層の値下げの余地がなくなった上、全国一律の最低販売税率の導入で一部の州の税率が8%から12%にアップ、またルピーの軟化で輸入原料のコストも上昇、価格上昇圧力がかえって強まっている。 しかし製造業者らは売上の一層の落ち込みを恐れ、値上げに踏み切れずにいる。こうしたことからマージンのみが一層下降、最早二桁の市場シェアを有せぬ製造業者にとってはテレビジョン・ビジネスは採算に合わぬものになりつつある。