1995-07-14 ◆<星>オリベッティ、工場閉鎖し550人解雇 【シンガポール】イタリヤの大手事務機器メーカー、オリベッティはシンガポール工場を閉鎖し、550人を解雇する。 オリベッティ(S)のOrdon Selli重役(GM)によると、アイル・ラジャ・クレセントの工場は向こう5カ月間に段階的に閉鎖され、来月最初の50~100人が解雇される。イタリヤ本社はコンピュータ部門再編の一環として製造業務をブラジル及びメキシコに移転する方針を決めたが、これは社内問題に伴うもので、シンガポールの競争力とは無関係と言う。1980年の進出以来、累積9000万Sドルを当地に投資してきたオリベッティは、タイプライター(月間1万台)、パーソナル・コンピューター(PC:月間5万台)、プリント基板等の製造を手掛け、昨年の売上は2億Sドルを超えた。しかし親会社は過去4年間赤字経営を続けており、昨年の赤字は前年比46%増の6789億リラ(S$5.85億)に達した。同社は1年以内に採算ベースが回復されなければ、PC、プリンター、タイプライター等のハードウェアー製造業務から撤退し、テレコミュニケーションとコンピューティング支援業務に集中する計画だ。イタリヤの第2移動体電話網を構築した国際コンソーシアム、オムニテル・プロント・イタリヤはオリベッティにより率いられている。同社は2万平米のシンガポール工場の買い手を物色しているようだ。(BT:7/13)