2000-09-04 ◆国内乗用車市場の二桁成長は期待薄:MUL 【ニューデリー】インド乗用車市場をリードするMaruti Udyog Ltd(MUL)の幹部は、現在の低調な市況から見て国内乗用車産業が、今年二桁成長を遂げる可能性は少ないとの見通しを示した。 エコノミック・タイムズが9月1日伝えたところによると、MULのJagdish Khattar重役(MD)は、先週催された中型車Balenoのステーションワゴン・バージョン、“Altura”の発表会後、以上の見通しを語った。それによると今年度の乗用車市況は、55%の成長を見た昨年度とは異なり、いずれのメーカーも不振に陥っている。市況が急速に変化していることから今年のMULのパフォーマンスを予測するのも困難である。MULは昨年は円相場の変動に翻弄されたが、今年はルピー値下がりの圧力を受けている。新モデル“Altura”は市況が低迷する中で同社のマーケット・シェア拡大に貢献する見通しだ。 MULの販売成績は過去4ヶ月間に4%の成長を見たが、今後成長の加速が見込まれる。しかし具体的な販売目標は立てていない。これまでは市場の成長と月間販売台数の2要因をベースに売上目標を設定してきたが、いずれの要因も急速に変化しているため、将来の予測は難しい。とは言え、市場シェアは向こう数ヶ月間に改善する見通しだ。今年1月の“Autoexpo 2000”会場で発表した通り、今会計年度には2つの新モデルを発売する。 MULは7月に一部のモデルを値下げしたが、値下げの効果は良好である。次の価格見直しは市場動向を評価した上9月30日に行うと言う。