2000-09-28 ◆Essar Steel、外国技術パートナー物色 【アーマダバード】ボトムラインの改善を目指すEssar Steel Ltd(ESL)は、製品のアップグレードに必要な技術の提供者を物色している。 インディアン・エクスプレスが9月26日、ESLのJohn Parker取締役の言として伝えたところによれば、同社は技術パートナーの候補者をドイツのTissen、オランダのCorus Hoogovens、フランスのUsinorの3社に絞り、接触を図っており、最終決定は間もなく下される。ESLが一層の成長を目指すためには、品質の向上と製品開発に力を入れる他なく、技術パートナーの支援が不可欠になっている。 ESLは目下、高付加価値製品のプロフィール拡大に努めている。3ヶ月ほど前にスタートしたこの方面の努力は奏功し、受注の拡大を見ている。しかしながら実際にどれだけ収益が拡大し、ボトムラインの改善につながるかは、なお暫く様子を見る必要がある。 高付加価値製品はベーシックな製品に比べ価格が安定している反面、製造コストが高い。しかしベーシック製品はロシア製品等の流入で価格が急落しているため、同社がベーシック製品市場のリーダーになるのは不可能である。このため高付加価値のニッチ・マーケットを開拓する他ない。 例えばAPI(saw pipes/pipeline steel)市場はESLがニッチとする領域の1つで、同社は過去3年間にこの種の製品20万トンを輸出、中東や極東市場に足場を築いた。国内ではJindalやGoenka氏所有のWelspunに納入しているが、APIスチールに関しても同社はハイエンド製品のみを手掛けている。世界のAPI市場は急速に成長しており、中国だけでも向こう2年間に200万トンの需要が見込めると言う。