2000-09-29 ◆JVSL、高収益のLPGシート市場に参入 【ムンバイ】熱間圧延コイル(HRC)市場戦略の照準をインド南部から西部に移したJindal Vijayanagar Steel Ltd(JVSL)は、LPGシート市場に参入、好収益を上げている。 エコノミック・タイムズが9月27日報じたところによれば、年産160万トンのJVSLは、間もなく1万トンのLPGシートをアンドラプラデシュ州市場に供給する。JVSLはこれまでそのHRC製品を南部市場に供給するとともに、米国、欧州連合(EU)に輸出してきた。 アンドラプラデシュ州のLPGシート市場は年間20万トンほどで、現在年産980万トンの国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)、同240万トンのEssar Steel、同150万トンのIspat Industries等が市場を分け合っている。業界筋によればカルナタカ州は国内最大のLPGシート市場で、JVSLは同州をターゲットにしているものと見られる。 JVSL筋によると、同社運輸上の優位を利用して積極的に同市場を開拓、市場シェアを拡大する計画だ。同社の製造施設はカルナタカ州Bellary近郊Thoranagalluに設けられており、アンドラプラデシュ州の州都ハイデラバードにも近い。 LPGシートには国内石油会社により定められた厳しい品質基準を満たすことが求められる反面、APIグレード市場同様、市況が比較的安定している。国内鉄鋼メーカーは何処も高付加価値製品への移行を通じたボトムラインの改善を図っている。