1995-07-18 ◆<星>富士通、FITA通じPC市場の主役目指す 【シンガポール】ロンドン拠点のICLボリューム・プロダクツと親会社富士通が500万ポンドを投じて設立した合弁会社富士通ICLトレーディング・アジア(FITA)は、向こう3年間に世界PC(パソコン)市場のトップ・ファイブを目指す親会社の目標を実現するためシンガポールを拠点にアジア市場を開拓する。 ICL幹部が最近ロンドンで催されたマスコミ関係者の工場参観行事の際語ったところによると、ICLボリューム・プロダクツ・アジアの43人の従業員を引き継いだFITAは当面シンガポール、マレーシア、香港をターゲットとし、今年は3万台、98年には14万台のPC販売を目指している。ICL PlcのPC部門ICLボリューム・プロダクツは既に3月から富士通ICLブランドの宣伝を開始、今年だけで同宣伝に1500万ポンドを投入する計画だ。欧州における調査ではPC購入者の75%がブランドを機種選択の基準にしており、PC販売におけるブランド・イメージの重要さを示しているが、その反面ICLがPCを製造している事実を知らぬ者が90%に達した。今日消費財を購入する者は日本ブランドを先ず連想することから、同社は今や消費財の一部と化したPCを販売するに当たり富士通の名を利用する方針を決めた。富士通が子会社に自社商標の使用を認めたのは今回初めてのことと言う。(BT:7/17)