2000-10-18 ◆ポリプロピレン価格、7月以来20%アップ 【ニューデリー】インド国内のポリプロピレン(PP)価格は過去3ヶ月上昇基調を辿っている。国内市場をリードするReliance Industries Ltd.(RIL)がオファーする価格リストによれば、今年7月以来PP価格はトン当たり3万7900ルピーから4万5650ルピーに約20%アップした。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日伝えたところによると、ポリエチレンやポリ塩化ビニール(PVC)等、他のポリマー価格も同期間に上昇したものの、PPは中でも最も顕著な値上がりを見た。 PPのこうした値上がりには、原料等のインプット・コストの上昇とともに、旺盛な国内需要が反映されている。原油価格の過去6ヶ月の急騰は、PPの主要原料プロピレン等の下流部門製品の価格を押し上げた。 PPはインドで最も需要の伸びが著しいポリマーの1つで、包装業界、取り分けセメント包装材等の領域では、高密度ポリエチレン(HDPE)の最良の代替品と見なされている。PP価格は通常、HDPEのそれを10~15%下回り、そのことが需要急増の主因になっている。 PPの貯蔵寿命はHDPEに劣るが、元々貯蔵期間が短いセメント包装材としてはさして問題にならない。 RILのHaziraとJamnagarのコンプレックスにおけるPP製造能力は100万トンと、他社を圧倒。需要が急増する中で、PPサプライヤーとしての強力な地歩を固めている。RILの最大の競争者は最近試運転を開始したHaldia Petrochemicalsで、後者の製造能力は21万トン、Indian Petrochemicals Corporationの20万トンがこれに続いている。 原油価格が下降する気配がないことから、PPのインプット・コストは引き続きハイ・レベルを維持する見通しで、またPP需要も成長基調を辿るものと見られることから、PPの高値はなお持続する見通しだ。