2000-10-23 ◆MUL、争議最中に従業員相次ぎ変死 【ニューデリー】Maruti Udyog Ltd(MUL)のハリヤナ州Gurgaon工場では、平常操業への復帰を目指す会社側と、スト続行を図る労組の鍔迫り合いが続く中、労働者2人が相次ぎ変死、労組は、2人の死は無理矢理操業再開を図った会社側の責任として態度を益々硬化させている。 エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが10月20日報じたところによれば、Chander Bhan氏(58)が工場内で変死しているのが発見されて24時間もたたない19日、工場から8キロほど離れた鉄道軌道上でRajesh Kumar氏(20)の膨れあがった死体が発見された。 労働者らはKumar氏が発見されたのは19日早朝と主張しているが、MUL幹部の1人は18日のしかもBhan氏の死体が発見される以前に既に同ニュースを耳にしたと述べている。 MULのJagdish Khattar重役(MD)は記者会見の席上、「見習い工Kumar氏の死体は、工場から10キロほど離れた、Dhawanpur駅近くの軌道上で警察により発見された。見習い工の死は争議とは無関係で、2人の労働者の死にも相互に関係はない」と語った。 しかしMUL労組のMathew Abraham書記長は「マネージメントの高慢な姿勢が2人の死を招いたのであり、責任は会社側にある」と語った。 一方、Khattar氏は、「MULは18日、3007人の労働者の支援下に762台を製造、向こう4日間に1000台のレベルまで回復できる」と、1日1500台の平常レベルの回復に自信を表明するとともに、「MULが最近発表した奨励措置は最終案であり、会社が支払える最高額である」と強調した。Khattar氏によれば、過去2日間ほぼ50%の稼働率を実現したが、これは主に見習い工と職工長及び非技術スタッフの協力によるものと言う。