2000-11-02 ◆トヨタ、輸送コスト削減目指し鉄道便の利用開始 【バンガロール】Toyota Kirloskar Motors Ltd(TKML)は輸送コストを削減する狙いから自動車の出荷にIndian Railways (IR)の利用を開始した。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月31日報じたところによれば、IR幹部は「トヨタ車の輸送からは、これまでに10.25クロー(US$222万)の売上が計上されており、新収入源開拓努力の成果」とコメント、観測筋は「トヨタは鉄道の利用により、輸送コストを大幅に削減できるはず」と指摘した。 最近のディーゼル油の値上がりで道路輸送コストは上昇したが、鉄道運賃は値上げされておらず、後者は前者に比べ約30%割安になっている。 IRは自動車を輸送するため貨車に改造を加えており、この種の貨車NMGCs (newly modified goods carriers)は、1両当たりトヨタ車7台を積載できる。今年1月以来IRは延べ1017両のNMGCを運行させており、トヨタ車7000台強を輸送したものと見られる。Doddaballapurからニューデリーまでは100時間弱、チャンディガルまでは約120時間だが、全てのトヨタ車がこれら2都市に輸送される訳ではなく、IRは近距離のチェンナイ等への輸送も引き受けている。この種の近距離輸送はIRに損失をもたらしているが、IR筋は、トヨタ車の輸送業務は全体では好収益を上げていると語った。IRはまたチェンナイからHyundai(現代) carの輸送も手掛けており、トヨタ車の短距離輸送に伴う損失を現代車の輸送で補填している。 IRはまた約700万ルピーを投じてトヨタのBidadi工場に専用の引き込み線を設けたが、同引き込み線から年間960万ルピーの売上を見込んでいる。IRは他の自動車会社からも同様のビジネスを獲得すべく、市場開拓に努めていると言う。