2000-11-17 ◆商用車大手2社、市況低迷の中で製品値上げ 【チェンナイ】市況低迷にも関わらず、地場大手商用車メーカーのTata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)は11月1日から値上げを既に実施、Ashok Leyland Ltd(ALL)も今月第3週に2%程度の値上げを発表する見通しだ。 インディアン・エクスプレスが11月16日に報じたところによれば、商用車業界の今年度業績はマイナス成長が予想されており、インド自動車製造業者協会(SIAM)は先頃上半期の商用車販売台数が昨年同期比6%の落ち込みを見たと発表した。 業界筋は、値上げにより需要が一層冷え込む恐れもあるが、選択の余地は限られていると語った。需要低迷から、Euro I排ガス基準導入に伴うコストをほとんど全て負担したメーカーらは、最近のディーゼル油値上げに伴うコスト上昇の追い打ちを受けている。 運輸料金は横這いを続けており、来年1月半ばの収穫期までは改善が望めない。こうした中で商用車需要にも変化が生じており、多くの大手運送業者は積載量の大きい車両にシフトしている。このため多車軸車両(multi-axle vehicle)の販売台数が上半期に5%拡大した反面、16トン・トラックの販売台数は昨年同期の2万5700台から2万2250台に下降した。 こうした環境変化に対応し、ALLは、Ennore工場の設備を拡張、35トン・トラックの製造を開始するとともに、多車軸車両の製造を拡大、その一方で、16トン車の製造ラインを利用して乗用車のシャーシーを製造している。