2000-11-22 ◆乗用車産業、間もなく調整期に:ICRA 【ニューデリー】信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)は、その最新レポートの中でインド乗用車産業は間もなく弱小企業がふるい落とされる調整期を迎えるだろうと警鐘している。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが11月21日伝えたところによれば、45万~70万ルピー(US$9725-1万5128)の価格帯の乗用車製造業者が最も影響を受けやすい。インドではあまりに多くのプレーヤーが限られた顧客をターゲットにしており、成熟市場なら約半ダースで足りる市場に1ダース近い製造業者がひしめき、しかも最大プレヤーのMaruti Udyog Ltd (MUL)が市場の半ば以上を独占している。業界全体の設備能力は150万台にのぼるのに対して、国内販売と輸出を加えても需要は最大75万台に過ぎない。このため大部分のプレーヤーは年間10万台未満から15万台の製造レベルにとどまっており、その結果コスト競争力も備えていない。 レポートは、この他、自動車産業の工業生産に占める比率、乗用車の人口比率、自動車産業の生産額と雇用数の比率、国民所得水準等、何れの指標をとっても、インドの現状は他国に比較して芳しくないと指摘している。