1995-07-21 ◆<星>円高で韓国向け電子部品輸出急増 【シンガポール】韓国電子産業は円高が進む中で部品輸入先を日本からシンガポールに転換している。 シンガポール貿易開発局(TDB)ソウル事務所のキム・テーギュン所長が19日に催されたセミナーで語ったところによれば、今年初5カ月のシンガポールの韓国向け国産電子部品輸出は昨年同期比46%増の7億1300万Sドルに達し、再輸出は77%の増加を見た。韓国電子業界は80年代には90%のキー・コンポーネントを日本から輸入していたが、最近はその比率が70%に下降している。取り分けコンピューティング及び通信関連部品の需要が高く、昨年の韓国向け国産ハード・ディスク・ドライブ(HDD)輸出は23.4%増の9660万Sドル、データ処理装置は44.9%増の3127万Sドル、国産デスクトップ・コンピュータは4倍の3724万Sドルに達した。シンガポール製HDDは韓国における需要の半ばを、シンガポール製デスクトップ・コンピュータは同3分の1を、シンガポール製プリンターは同2分の1を、それぞれ満たしている。 消費者用電子製品についてはシンガポール以外でより低廉な部品が手に入るにも関わらず、この種のキー・コンポーネントの韓国向け輸出も急増している。韓国自体のコスト高から同国の消費者用電子産業は国外からの部品調達を急速に拡大している。シンガポールの韓国向けTV及びラジオ部品の輸出は3倍に、カラーTVのそれは1.5倍に増加した。ちなみに韓国の輸出総額に占める電子製品の比率は70年の7%から93年の32%に拡大している。(BT:7/20)