2001-02-27 ◆パイプライン事業の活況で鋼材価格回復 【ムンバイ】ベイス・グレードの鉄鋼製品価格は、例えば熱間圧延コイル(HRC)についてはトン当たり20米ドルほど値上がりしており、石油・ガス・パイプライン・プロジェクト関連需要の拡大から、同じHRC領域の付加価値製品についてはより速いスピードで値上がりしている。 エコノミック・タイムズが2月26日伝えたところでは、例えばAPI(American Petroleum Institute)グレードの水中アーク溶接パイプを用いるような領域で使用される鋼材の需要は過去数ヶ月安定した増勢を辿っている。 業界筋によれば、ベース・グレードのHRCの需要は過去2年ほど低成長を続けているが、APIグレードHRCの需要は年率10%の成長を見ている。少なからぬパイプライン・プロジェクトが実行されるのに伴い今後同成長率は一層加速される見通しだ。 インドでは石油製品の45%がパイプ輸送されているが、パイプ輸送のコストは道路や鉄道輸送の6分の1で足りる。このため今後パイプライ・プロジェクト関連需要の成長の潜在性は大きい。少なからぬ液化天然ガス(LNG)ターミナルの建設が予定されている西海岸には今後一層多くのパイプラインが敷設される見通しだ。 同領域に奉仕する企業にはOP Jindalグループのsaw(submerged arc welded) PipesやMan Industries及びWelspun Gujarat Stahl Rohrenが挙げられる。これらの企業はsaw pipeや石油業界で使用されるlongitudinal pipeを製造している。Welspunはまたspiral pipeの製造能力も備えている。saw pipeの需要増加から、これらの企業は入札に際して高値を提示できる見通しだ。 例えばIndian Oil Corporationは様々なパイプライン・プロジェクトのために1000クロー(US$2.14億)前後のパイプ発注を準備している。この他、Petronet Central Indiaはその第1期プロジェクトのために600クローのパイプ購買を予定している。