2001-03-21 ◆鉄鋼会社、鋼板値上げ準備 【コルカタ】インド国内のスチール・メーカーは国内需要の拡大とハイレベルな国際価格に鑑み、鋼板製品、例えば冷間圧延(CR)コイルや亜鉛鍍金鋼板等の値上げを検討している。 インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが3月20日報じたところによれば、熱間圧延(HR)コイルやシートが値上がりする可能性は少ないが、業界筋はCR製品や亜鉛鍍金製品がトン当たり1000ルピーほど値上がりする可能性を指摘する。 鋼板市況は全般的に改善してをり、一部の製品の国際価格は上昇基調を辿っている。また輸送コストや石炭、その他のインプット・コストが上昇しているため、価格調整は避けられず、次期会計年度にはインプット・コストが5~6%上昇するものと予想されている。 鋼板の消費量は1999-2000年の1190万トンから今会計年度の1340万トン、次期会計年度の1400万トンに拡大するものと予想されている。 しかし業界観測筋は下流部門が消費する鉄鋼製品が上昇基調に有るとは言え、ブームが再来する訳ではなく、鉄鋼業界を悩ませる設備過剰状況が改善する程度とコメントした。目下のところ国内における綱板の供給量は1640万トンと見積もられ、内220万トンが輸出されるとして、1400万トンが国内市場にとどまる。依然として多少の供給過剰現象は見られても、次期会計年度にはほぼ需給がバランスする見通しと言う。