2001-04-10 ◆セメント業界、今月15-20%生産削減? 【ムンバイ】インドのセメント業界は需要に改善の兆しが見えないことから、今月は15~20%生産を削減、価格維持を図る見通しだ。 エコノミック・タイムズが4月7日伝えたところによれば、製造業者は生産削減に関して口を閉ざしているが、観測筋は、既にマハラシュトラ州ムンバイを含む西部市場に値下がりの兆しが生じている点を指摘、主要メーカーが生産を削減するものと予想した。 それによると、セメント業者は、年間生産目標を実現する上から会計年度末の先月、例年通り出荷を急増させた。3月の出荷量は923万トンと、前月比26%アップ、ムンバイにおける1袋当たりのセメント小売価格は180ルピーの水準を維持したものの、大口顧客向けは160-170ルピーに下降した。 観測筋によれば、セメントの供給は需要を遙かに上回っており、こうした需要動向はモンスーンまで続くものと見られる。このため価格の下降圧力が高まっており、セメント業界が価格維持を望むなら、生産を削減する以外に選択の余地はないと言う。しかしセメント業界は、直ちに生産を削減する予定はないとしている。 一方、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月7日伝えたところでは、セメント製造業者協会(CMA)のR. Partha Sarathy事務局長は、「セメントの生産及び出荷は、例年3月に増加する。これは地方政府が予算の余剰を出さないために購買活動を拡大するためで、当然のこととして4月の生産・出荷量は3月に比べ下降する」と指摘、今月の生産量は800万トン以下になると予想した。