1995-08-01 ◆<星>小売りスペースのオフィスへの転換増加も 【シンガポール】小売りスペアーの供給過剰や店舗/オフィス賃貸料の格差縮小から、今後オフィスに改装される小売りスペースが増えそうだ。 小売りスペースの過剰とオフィス・スペース不足から小売りスペースのオフィスへの転換が一つの潮流になると指摘する不動産会社リチャード・エリスの幹部は、マルコ・ポーロ・デベロプメントが小売りポディアム、レーン・クロフォードの上部3フロアーをオフィスに衣替えしたのがその好例で、今後同調する動きが増えると予想している。 不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)幹部によれば、ラッフルズ・シティー、マリーナ・センター、シンガポール・リバー河畔等の中央市街地に位置し、なお且つ小売業には不向きな立地条件の物件では小売り賃貸料とオフィス賃貸料の差が縮小している。しかしオーチャード・ロード界隈ではこうした傾向はそれほど顕著ではない。したがって二次的立地条件の小売りスペースをオフィスに転換するのは、選択可能な方策と言えるが、オーチャード・ロード周辺のショッピング・センターが、取り分け1階スペースをオフィスに転換すれば、ショッピング街の活動を扼殺し、ショッピング・センターそのものの資産評価を下落させるため、有りそうにないことで、レーン・クロフォードは例外的事例と言う。(ST:7/21)