2001-06-05 ◆板ガラス産業の赤字総額US$1.2億 【ニューデリー】年商900クロー(US$1.92億)の板ガラス産業は、設備過剰、需要の低迷、輸入品との競争等から、同部門のトップ・プレーヤーのほとんど全てが赤字経営を続けており、Gujarat Guardian、Indo Asahi、Triveni Glass、Haryana Flat Glass、Gujarat Borosil、Flat Glass Indiaの赤字総額は600クロー(US$1.28億)以上にのぼる。 エコノミック・タイムズが6月2日伝えたところによれば、全インド板ガラス製造業者協会(AIFGMA:All India Flat Glass Manufacturers' Association)のAlok Kumar Modi会頭は同紙に以上の消息を語った。それによると、同部門の大部分のプレーヤーは国際水準の製造能力とコスト競争力を有するにも関わらず、経営難に陥っている。インプット・コストの上昇に関わらず、価格は低迷しており、例えば運輸料金や木枠のコストも上昇している。しかし経営難の主因は設備過剰で、年率12%の成長を遂げてきた同業界の年産能力が84万7000トンに達しているのに対して、国内需要は45万トン前後に過ぎない。 インドの1人当たりの板ガラス消費は0.4キロに過ぎず、中国の3.5キロ、タイの5.2キロ、マレーシアの12キロ、インドネシアの2.5キロを下回っている。このため成長の潜在性は大きいが、消費税、販売税を含む税コストが35%にのぼり、需要の伸びを阻害している。課税率さえ低ければ、需要はより速いペースで拡大するはずである。 こうした中で、板ガラス業界は輸出に拍車をかけている。国際市場における収益率は低いものの、少なくとも設備稼働率を維持できる。主要市場には欧州、アメリカ、ネパール、スリランカ、バングラデッシュ、アフリカ諸国が含まれる。 インドネシアは国際市場における主要ライバルだが、国内市場でもインドネシア製板ガラスが国内価格に圧力をかけている。このため国内業界は独占・制限的取引行為監視委員会(Monopolies and Restrictive Trade Practices Commission)に同問題を提訴している。 建設部門の標準化が未だなされていないこともあって、建設業界の需要は低水準に有り、Guardian、Asahi、Saint Gobain等の国際プレーヤーの経営も困難に直面していると言う。