2001-07-27 ◆BAL、欧州スクーター市場に注目 【ムンバイ】インド最大のスクーター・メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)は欧州における自動変速スクーターのブームに乗じ、同市場を開拓する可能性を研究している。 エコノミック・タイムズが7月26日伝えたところによると、BALのRajiv Bajaj社長はこのほどロイター通信に以上の構想を語った。それによると、概して小型で、一般に100cc前後のエンジンを搭載、モーターサイクルに比べ操作が容易な自動変速スクーターは、昨年は欧州全体で100万台ほど販売され、年率20%の成長を見ている。世界市場は年間300万台前後と見られる。同社は優良な技術を有する現地のニッチ・プレーヤーと手を組み、欧州市場を開拓する計画で、目下欧州市場向けモデルの技術提供者を物色、関係交渉を進めている。 Rahul Bajaj会長の長男Rajiv氏は欧州における潜在パートナーの社名を明らかにすることを避けたが、もし構想が実現すれば、BALは製造面の責任を負い、欧州パートナーがマーケッティングとセールスを手掛けることになると言う。 BALは国内消費者の好みがスクーターからモーターサイクルに移行する中で、二輪車市場シェアの縮小阻止に腐心している。昨年BALのマニュアル・ギア・スクーターの販売台数は前年比36%減の43万5699台、自動変速スクーターのそれは6%減の7万5596台にとどまった。 Rajiv氏によれば、同社と川崎との提携が、欧州市場でも雛形になる。川崎のモーターサイクル市場シェアは世界の他の地域では3位乃至4位だが、BALと提携したインドでは2位を占めており、BALのモーターサイクル販売は、1995-96年当時の9万台弱から昨年の42万2016台に急増したと言う。