2001-08-07 ◆9月には景気復調も:銀行界予想 【ムンバイ】非食品産業向け融資が拡大したことから、銀行界はあるいは最悪の時期を乗り切り、景気が復調に転じる兆しではないかと予想している。 ビジネス・スタンダードが8月6日銀行界筋の消息として報じたところによると、今会計年度のスタート以来、非食品産業向け融資は下降線を辿ってきたが、6月29日から7月13日までの2週間の融資額は3952クロー(US$8.42億)をマーク、今年初以来の2週間ごとの平均3126クローに比べ826クロー(US$1.76億)増加した。 銀行筋によると一般に運転資金を得てから実際に生産が拡大するまでには2ヶ月ほどのギャップが存在するため、9月頃までに景気が回復に転じる可能性がある。 これまでのところその他の全ての経済指標は景気の下降局面を表しており、今年2月、3月、4月の工業生産指数(IIP)の伸びは2.8%、2.1%、2.7%と低調に推移した。それ以前には1998年11月以来、IIP成長率が3.5%以下に下降したことはなかった。ちなみに1998年10月にはゼロ成長がマークされた。 昨年、国内経済の牽引役を務めた対外部門も不振で、今年6月には輸出が4.6%のマイナス成長を記録、輸入の伸びも0.6%にとどまった。 一部のアナリストは、「先月初の融資の拡大は一時的な変動の可能性も有り、なお様子を見る必要がある」と慎重な見通しを示している。しかし仮にこうした増勢が持続するなら景気が復調する可能性は高まると言う。