2001-08-23 ◆タタ、ハルディア石化事業からの撤退見合わせ? 【ムンバイ】タタ・グループは経営難に陥った総コスト5170クロー(US$10.97億)のHaldia Petrochemical Ltd(HPL)プロジェクトからの撤退を当面思いとどまったようだ。 インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが8月21日報じたところによると、20日催された西ベンガル州のBuddhadev Bhattacharya首席大臣とタタ・グループのRatan Tata会長の1時間に及ぶ会議に州政府のNirupam Sen工業部長とともに立ち会ったAsim Dasgupta財務部長は会議後「タタ・グループは引き続きHPLのパートナーを務めることを確認した」と語った。 ラタン・タタ会長は今年8月14日に催されたTata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)の年次総会の席上、「HPLはグループの中核ビジネスではない」と述べ、HPLプロジェクトから撤退する意向を表明しており、Dasgupta氏はこの点を意識して以上の談話を行ったもの。 タタ会長は首席大臣との会談の内容を明らかにすることを避けたが、タタ・グループ・スポークスマンは「HPLのパートナーシップに関わる一般的な問題が討議され、投資問題は取り上げられなかった」とコメントした。 HPLプロジェクトに近い筋は、タタ・グループは西ベンガル州に多くの事業を展開、州内における広帯域事業等にも関心を抱いている点を指摘、この点こそタタ・グループのHPLプロジェクトに対するコミットメントの裏付けと語った。 しかしアナリストらは多額の損失を抱えたTelcoの現状から見ても、タタ・グループが非中核ビジネスから手を引く方針を、引っ込める可能性は少ないと見ている。 Dasgupta氏によると、首席大臣とタタ会長の会談の席では、Indian Oil Corporation (IOC)を第4のパートナーとして迎え入れる問題も取り上げられた。現在HPLプロジェクトには西ベンガル州政府とThe Chatterjee Group (TCG)が各43%、タタ・グループが残りの14%を出資している。HPLは昨年8月に商業生産を開始したものの、原料ナフサの急騰と多額の金利負担から経営難に陥っている。4000クロー(US$8.49億)を超える負債を軽減するためプロモーターらは、第4の出資パートナーを物色している。