1995-08-11 ◆<星>石油貯蔵各社、アジア市場開拓に全力投球 【シンガポール】世界の石油貯蔵業界は急成長するアジアの恩恵に浴そうと躍起になっているが、この種のベンチャーの進捗は遅々としており、多くの関係交渉が壁にぶつかっている。 ダッチ・バン・オメレン・タンク・ターミナル、オイル・タンキング・シンガポールPte Ltd、タンクストーPte Ltdは目下少なくとも25万7000立米の貯蔵スペースを追加中で、これによりシンガポールの貯蔵能力は250万立米に達する。GATXターミナル・コープは最近中国国営のシノケムとの合弁契約に調印、山東省のターミナルの60%権益を握った。丸紅は中国東北部秦皇島の75万バレル貯蔵施設の35%権益を獲得、合弁相手はベルギーのGoldliq(43.6%)と秦皇島港湾局。モービル、シェル、カルテックス各社が香港に擁する合計50万トンの貯蔵施設は中国の需要を満たすには不十分だが、香港の限られた土地が拡張の余地を制限している。昨年末三井物産は中国国営の石油精製会社シノペックとパートナーを組み、Chianyingに10万立米の貯蔵施設を設けた。 石油製品の貯蔵施設の建設は常に順調に運ぶとは限らず、化学産業と違って、中国におけるこの種のビジネスには少なからぬ規制が存在する。特に揚子江河口における規制は厳しく、営業コストを高める結果を招いていると言う。(BT:9/8)