2001-09-18 ◆インディア・セメント、北部にセメント工場計画 【ムンバイ】タミールナド州チェンナイを拠点にインド南部に強力なプレゼンスを有する年産800万トンのIndia Cements Ltd(ICL)は、北部地区に新セメント工場を設けることを検討している。 ビジネス・スタンダードが9月17日、ICL筋の言を引用し報じたところによると、ラジャスタン州にセメント製造工場を設ける可能性を研究しているが、なお初歩的検討段階にあり、具体的場所やキャパシティーは未定。 アナリストらによると、長期的に国内セメント産業は4~5社により支配されることになる見通しのため、ICLの動きは全国的なプレゼンスを築く前奏とも考えられる。 ICLは多額な負債を抱えているが、必要資金の調達に関して同筋は、プロジェクトは長期計画の一環であり、拡張費用は内部資金で賄うと語った。それによると、ICLは全ての設備の近代化を完了しており、予想される需要の拡大に十分対応できる。このため今後は健全な投資収益が見込めると言う。 最近のRaasi Cementの買収で、多額な債務を負うことになったICLは1808クロー(US$3.84億)の負債を抱え、昨年の年間利子支払いは190クロー(US$4032万)に達した。しかし同社はなお642クロー(US$1.36億)の準備金を擁する。 アナリストによると、北部の需要は向こう2~3年引き続き高水準を維持する見通しで、新たなキャパシティーの追加も予定されていないため、ICLの目の付け所は悪くない。しかし今日の状況下における最適なキャパシティーと目される年産200万トンのセメント工場の建設には少なくとも600クロー(US$1.27億)を必要とする。目下北部市場はACC-Gujarat Ambuja連合によりほとんど独占されている。それに反して南部では大規模な設備拡張が行われ、価格が軟化している。Gujarat Ambujaは最近南部のアンドラプラデシュ州に年産200万トンの新工場を設けている。 ICLは傘下の8つのセメント工場の内、5つをアンドラプラデシュ州に、3つをタミールナド州に展開している。