2001-10-02 ◆バジャジ/スズキの提携の可能性高まる 【ムンバイ】スズキがTVSグループとの二輪車合弁事業から手を引く方針を決めたことから、Bajaj Auto Ltd(BAL)とスズキが手を組む可能性が一層濃厚になった。 去る8月29日、スズキと二輪車の開発・生産に関わる戦略提携を結んだ川崎重工業は、インドにおけるモーターサイクル・ビジネス提携者のBALに、スズキ製スクーターの製造とともに、中国最大の二輪車グループ、China Qingqi Motorcycle Group Corporation(中国軽騎摩托車集団公司)とのグローバル・デザイン/製造/マーケッティング同盟を結ぶよう勧告したとされる。 エコノミック・タイムズが9月29日伝えたところによると、スズキは今回のTVSとの合意の下、向こう30ヶ月インドで独自のビジネスを手掛けることはできない。この点に関してBALL幹部は、「二輪車モデルの開発には2年を要するため、そのこと(30ヶ月の緩衝期間)はさして気にならない」と語った。 BALオフィシャルは今月川崎本社を訪問するが、その際に自動変速スクーターをインド市場に投入する上で、スズキと手を組む可能性を協議するものと予想される。BAL幹部によると、同社はスクーター領域でスズキと提携する用意があることを川崎に伝えている。しかし同社はまだ直接スズキと接触していない。 BALはインド最大のスクーター・メーカーとして知られるが、自動変速スクーター領域にそれほど大きなプレゼンスを築いていない。このためBALは、川崎がスクーターを手掛けていないこともあり、自動変速スクーター領域の新たなパートナーを物色して来た。 一方、BALは既に中国の軽騎モーターサイクルと接触をもっており、後者は最近BALの工場施設を訪問、BAL製三輪車とモーターサイクルを中国で販売することに強い関心を表明した。BALの代表チームも先月、軽騎の中国における工場を視察した。BAL筋は、軽騎との協議はまだ具体的合意には達していないが、2ヶ月以内にハッキリした見通しが立つと予想した。 アナリストは、スズキ、川崎、BAL、軽騎の連合が組織されるなら、世界の二輪車市場に絶大な影響力を及ぼすことになると予想する。 BALと提携した川崎が既にプレゼンスを築いているインド・モーターサイクル市場に進出することができないスズキが、単独でインド・スクーター市場に進出する可能性は小さく、BALとの提携を通じてその目的を果たす可能性は大きいと言う。