2001-10-19 ◆リライアンス、二塩化エチレン事業を棚上げ 【アーマダバード】Reliance Industries Ltd(RIL)は、二塩化エチレン(EDC:Ethylene dichloride)のトン当たり価格が史上最低レベルの120米ドルに下降する中で、グジャラート州Haziraにおける500クロー(US$1.04億)のEDCプロジェクトを棚上げした。 エコノミック・タイムズが10月17日報じたところによれば、EDCプロジェクトはRILの石油化学事業の後方統合化を目指したものだったが、そのトン当たり価格は過去数ヶ月間に250米ドルから120米ドルに急落、製造するよりは輸入した方が安上がりになった。EDCの価格は2年半前にトン当たり370~380米ドルの最高レベルに達したが、それ以来70%近い値下がりを見たことになる。 RIL筋によると、EDCはポリ塩化ビニール(PVC)の製造に用いられる塩化ビニール・モノマー(VCM)の製造原料だが、日本と韓国がPVCの供給過剰に陥り、米国経済全般が下降に転じる中で、過去10年年率6.5~7%の成長を遂げてきたPVC市場も調整期を迎えている。こうした中でEDCの国際価格が不安定になっているため、同社はEDCプロジェクトを棚上げしたが、市況が改善すれば、プロジェクトを復活させると言う。 Haziraで年間65万トンのPVCの製造を手掛けるRILは、年産45万トンのEDC製造施設を設けることを計画、グジャラート州のGujarat Alkalies and Chemicals Ltd(GACL)とSearchchemをEDCプロジェクトに必要な苛性ソーダの調達先としてリストアップしていたとされる。しかし今やRILは必要なEDC全てをオープン・マーケットで調達する方針だ。 (SEAnews2001-06-22号参照)