2001-10-23 ◆インド製薬業界、カナダ政府の動きに注目 【ニューデリー】炭疽病治療薬シプロフロキサシン(ciprofloxacin)の製造を手掛けるインド製薬会社は、カナダ政府が、緊急事態に備え同国最大の製薬会社Apotexに100万錠のシプロフロキサシンの製造を指示したことに注目している。 エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが10月20日伝えたところによれば、カナダ政府の措置は、Cipro商標のシプロフロキサシン製剤の製造を手掛けるドイツ企業Bayerの特許権を侵犯している。Bayerは500mg錠剤を1錠当たり2米ドルで販売しているが、Apotexは1.50米ドルで供給するとしている。 Ranbaxy、Dr Reddy's Laboratories、Cipla等のインド製薬会社は、年間15億米ドルと見積もられる米国市場に、バイエルの特許権が切れる2003年以前に進出する機会を窺って来たが、こうした機会は隣国のカナダにおいて最初に開かれそうな気配だ。カナダ市場は米国市場に比べれば、遙かに小さいが、同国におけるバイエルの特許権は2004年に初めて無効になる。 カナダの日刊紙The Starによると、カナダ連邦政府の公共衛生担当当局Health CanadaはApotexにノースEtobicokの工場でeApo-Cipro商標のシプロフロキサシンを製造するよう指示したとされる。