1995-08-15 ◆<馬>来年は経済成長鈍化:エコノミスト 【クアラルンプル】マレーシア政府は国内経済をより管理し易いものにするため、投資の国民総生産(GNP)に対する比率を下方修正するものと見られ、これに伴い来年以降の経済成長率の鈍化が予想される。 SJ証券のガザリ・アタン調査主任が12日に催されたセミナーで語ったところによれば、マレーシアの国内総生産(GDP)成長率は中期的には8%のレベルに抑制される見通しだ。マレーシアのGDPは昨年8.7%の成長を見た後、今年第1四半期には9.9%に加速しており、通年でも9.2~9.6%のレベルに達するものと見られる。もし政府が野心的な“ゼロ・インフレ下の高度成長政策”に固執するなら、成長、インフレ、経常収支、金利等のバランスを維持することが困難になる。経常収支の赤字は昨年の116億Mドルから今年は164億Mドルに拡大が見込まれており、これはGNPの8.3%に相当する。しかし投資/GNPレシオが今日の41.7%のレベルから35%前後に下降すれば、経常収支赤字の改善も期待できる。また中央銀行は短期資金の流入を回避するため他国との金利差をこれ以上拡大させない方針を明らかにしていると言う。(BT:8/14)