2002-01-08 ◆FMCG、11月の営業額3.4%ダウン 【ムンバイ】FMCG(Fast Moving Consumer Goods:食品/飲料/包装消費財/医薬品等回転の速い消費財)産業の市況は引き続き低迷しており、2001年11月の売上は3.4%の落ち込みを見た。 エコノミック・タイムズが1月4日、市場調査会社ORG-MARGの発表を引用し報じたところによれば、僅かな慰めは、2001年9月の-3.5%、同10月の-4.9%に比べ落ち込み幅が縮小したこと。 CadburyやBritannia等の一部企業を除き、Nestle、Dabur、Reckitt Benckeiser India等の売上は何れも不振で、FMCG最大手、Hindustan Leverの営業額は10月同様8.3%の落ち込みを見た。しかし練り歯磨きについては、Pepsodentが過去4ヶ月来最高の14.2%の成長を記録、 またスキンケアやシャンプー等のパーソナルケア領域にも成長が見られた。しかし洗面用石鹸、ティーパック、固形洗剤、スキン・クリーム等の売上は引き続き下降した。 Britanniaのプラス成長基調は持続しているものの、伸び率は3.8%と、10月の5.2%を下回った。 ビスケットに関しては、Tigerの売上が、同部門の平均3.3%の伸びを遙かに上回る14.9%の成長をマークした。タイガーはチーズ・ビジネスも快調で、14.9%の成長を実現した。 Cadburyは3ヶ月連続のマイナス成長を脱し、4.4%のプラス成長を回復、Cadbury Dairy Milk(CDM)とBournvitaの売上は何れも良好だった。CDMの売上は10月の3.2%を上回る8.1%、営業額全体の70%に貢献するチョコレートの売上は4.5%、6ヶ月連続のプラス成長を続けるBournvitaのそれは11.1%、それぞれアップした。 Colgateの11月の営業額は7%の落ち込みを見たものの、10月に比べ改善した。しかし、NestleとReckitt Benckeiserの営業額は10月を上回る-4.7%と-13.3%の落ち込みを見、SmithKlineBeechamは10月と同様、7.9%のマイナス成長を記録した。 経済全般の落ち込みや消費者支出の低迷がFMCGの売上に影響を及ぼした他、原料価格の下降に関わらず、FMCGプレーヤーのマージンは引き続き未組織部門(unorganised sector)の侵食を被った。こうした中で、FMCGプレーヤーは、サプライ・チェーンの合理化や効率アップを通じて流通コストの削減を図っており、ディスカウント・ストアが業界の新たな流行語になっている。