2002-01-28 ◆繊維業界、2002年半ばに景気の復調期待 【ニューデリー】インドの主要な外貨獲得産業の1つに数えられる繊維部門は世界経済のダウンターンにより深刻な打撃を被ったものの、業界内の観測筋は今年下半期に市況が回復に転じる兆しも見られるとしている。 エコノミック・タイムズが1月24日伝えたところによれば、一部のトレーダーは急落した綿価格がボトムに達し、国内需要を刺激するものと予想しており、国際経済回復の兆しも見られるため、輸出が拡大に転じると予想するものもある。トレーダーらは綿価格が9年来の最低をマークする中で、海外からの注文に増加の兆しが生じていると指摘する。例えば、最上等ロング・ステープルの工場渡し価格は1キャンディー(1candy=356kg)1万7500ルピーと、昨年同期の2万4000ルピーを大幅に下回っている。工場渡し国際価格も1万8500ルピーに低迷している。 インドの昨年11月の輸出が5ヶ月ぶりに増勢に転じたことも、米国方面の消費拡大と市況回復の兆しと期待されている。 インド綿製造業者連盟(ICMF:Indian Cotton Mills Federation)のDK Nair事務局長は、「輸入国、取り分け米国の経済は今年半ばまでに改善し、年央には需要が回復する」と予想した。ちなみに繊維はインドの商品輸出の35%を占め、繊維輸出品の25%が米国に向けられている。