2002-03-12 ◆Nalco、カタールと中国にアルミ精錬施設計画 【ブーバネスワル】National Aluminium Company (Nalco)は中東のカタールと中国にアルミニウム精錬施設を設ける計画だ。 ビジネス・スタンダードが3月8日NalcoのSC Tripathi会長兼MDの言として報じたところによると、カタールにおける精錬施設の年産能力は25万~50万トン、コストは8000~1万クロー(US$16.4億-20.5億)と見積もられる。中国における事業のサイズは未定。カタールで生産された製品は主に第三国に輸出される。カタールを海外製造拠点に選んだ理由はアルミ精錬コストの4分の3を占める電力コストが、ほとんどインドの2分の1であること。Nalcoは、イラン、クウェート、ドゥバイ等、ガス・ベースの低コストな電力供給が得られる中東諸国における製造拠点を物色して来たが、初の海外製造拠点は最終的にカタールに設ける方針を決めた。消息筋によると、Nalcoと日本の投資家グループが合弁で進めるアルミ精錬事業にカタール政府は、出資パートナーとしてガス・ベースの電力を供給することを約束した。プロジェクトの全貌は今年末までに明らかになる見通しだ。 一方、Nalcoが中国に精錬施設を設ける理由は、アルミニウムに対する需要が急増しているため。中国のアルミ精錬能力は年間300万トン以上で、需要は世界的にも最高レベルの年率15%の伸びを見ている。中国はまた既存施設の近代化に積極的に取り組んでおり、Nalcoはこの機に乗じ急成長する市場に足場を築く計画だ。消息筋によると、NalcoのC Venkataramana財務担当重役が投資機会を探る狙いから今週中国を訪問する予定と言う。