2002-04-02 ◆冷蔵庫メーカー、サマー・シーズンに期待 【ハイデラバード】長引く市況低迷に呻吟する冷蔵庫メーカーが待望したサマー・シーズンが到来したが、苦境打開を目指す各社によりこれまで以上に熾烈な競争が展開されそうだ。 エコノミック・タイムズが3月30日報じたところによると、カレンダー・イヤー、2001年の冷蔵庫販売は260万台と、前年比11%の落ち込みを記録、サマー・シーズンの売上も前年同期を9%ほど下回った。一般に年間冷蔵庫販売の40%が3-5月の間に集中している。業界観測筋によれば、2002年第1四半期(1-3月)の実績は通年の売上に25%ほど貢献するものと見られ、第2四半期には40%の貢献が期待されている。 今年通年で20万台の販売を目指すSamsungは、サマー・シーズンの売上が目標売上の60%を占めるものと予想している。これに対してLGは45%、Electroluxは35%、BPLは15%を見込んでいる。何れのメーカーも一連の新製品を市場に投入する準備を整えており、競争の白熱化は避けられそうにない。 LGは、新たにローエンド製品を発売すると同時にDIOS(deluxe/intelligent/optimum/silent)レーンジの冷蔵庫を紹介、6万5000~12万5000ルピー(US$1333-2564)のプレミアム・セグメントにおける地歩強化を図る計画だ。昨年、売上を40%拡大したLGは、霜取り不要カテゴリーでは19%のシェアを占めた。 品揃えの拡大とディーラー・チャンネルの強化を通じて、プレゼンスの拡大を図るSamsungは4月初めにバイオ・クール・シリーズの175リッターと200リッターの従来型新モデルを発売するとともに、やはり霜取り不要冷蔵庫新モデルを売り出す。昨年、霜取り不要冷蔵庫カテゴリーで11%のシェアを占めた同社は、そのシェアを14%に拡大することを目指している。 直冷式冷蔵庫の販売が季節性を有するのに対して、霜取り不要冷蔵庫は年間を通じて比較的安定した需要が存在する。こうした中で直冷式冷蔵庫市場には、新たにBPLとSamsungが参入、同カテゴリーの競争は一層過熱しそうだ。 BPLはこれまで高付加価値製品、取り分け霜取り不要冷蔵庫に営業の重心を移していたが、今年は直冷式モデルの販売に再度力を入れる。同社は昨年霜取り不要冷蔵庫カテゴリーの12%のシェアを占めたものの、冷蔵庫市場全体のシェアは4%に下降した。Samsungは直冷式市場では今年6%のシェアを目指している。 冷蔵庫市場全体を通じて28%のシェアを握るElectroluxさえも今年は直冷式冷蔵庫に照準を合わせ、6月には直冷式4モデルと霜取り不要モデルのアップグレード・バージョンを発売する。 冷蔵庫メーカー各社は広告・宣伝キャンペーンに着手しており、サマー商戦の序盤戦が既に開始されている。