2002-06-07 ◆5月のセメント出荷量の伸び8%に鈍化 【ムンバイ】パキスタンとの紛争が全面戦争に昇級する懸念が高まる中、5月のセメント出荷量の伸びは前月の11.6%から8%前後に鈍化したものと予想される。 エコノミック・タイムズが6月5日伝えたところによれば、カルナタカ州Wadi工場の稼働で出荷量を急増させたACCを除き、大部分のセメント会社の5月の出荷量の伸びは、4月に比べ鈍化した。ACCの出荷量は昨年同月の104万8000トンから123万7000トンに18.03増加した。しかしLarsen & Toubroの5月の出荷量は昨年同月の107万トンから109万トンに、Gujarat Ambuja Cementsの5月の出荷量は昨年同月の56万4000トンから59万7000トンに6%、生産量は同57万9000トンから62万5000トンに8%、Grasim Industriesの5月の出荷量は100万7000トンに6.37%、4-5月の出荷量は前年同期の176万9000トンから204万1000トンに15.37%、それぞれ増加した。 Grasim Industriesはカルナタカ州Gulbarga工場の生産ライン3本中の1本が故障し10日間にわたり稼働を停止したことが、出荷量の伸び鈍化の主因としている。 セメント産業は、経済全般が低迷した2001-02年にも9.6%の成長をマークしたが、同成長率を今年も維持できるか否かが注目されている。 Gujarat Ambuja Cements幹部は、「過去数週間にわたるパキスタンとの関係緊張が、建設活動にマイナス影響を及ぼしている。また国内の一部の地域を襲った猛暑が、取り分け東部や北部地区の建設作業をスロー・ダウンさせ、セメントの出荷に影響を及ぼしている。しかしここ数日状況は改善しており、6月の需要は持ち直すものと見られる」と語った。 しかしGrasim Industries幹部は、「昨年5月の出荷が高かったため、今年5月の成長率が若干鈍化する可能性は有るが、決して悪くはない」と指摘した。 某業界筋は、南部を除き、国内市場の需要動向は良好で、ある種のヒカップは存在するものの、今年は通年で10%以上の成長が見込めると語った。