2002-06-18 ◆Grasim、難燃性抗菌繊維開発 【ボパル】Aditya Birlaグループ企業Grasim Industries Ltd(GIL)がマドヤプラデシュ州に設けた短繊維(staple fibre)部門は難燃性(flame retardant)抗菌繊維(anti-bacterial fibre)の開発を目指している。 ビジネス・スタンダードが6月16日、GILのS S Pipara副社長の言を引用し伝えたところによると、同社はマドヤプラデシュ州Ujjain近郊Birlagramに設けた施設で“Speciality Fibre”ブランドで販売される新製品の開発を手がけており、ホワイト・ファイバー(white fibre)や難燃性抗菌繊維はその一つ。この他、GILはモデル繊維(model fibre)とLloysil繊維(Lloysil fibre)の開発も進めている。 難燃性抗菌繊維は外科手術に用いることもでき、2003年7-8月頃に発売される。同繊維は通常のビスコース短繊維(VSF:viscos staple fibre)よりもハイ・コストで、比較的高所得層をターゲットにしている。1日30~40トンを製造する予定で、同製品の売上は同社の年間営業額の5%を占めるものと見られる。ちなみにGILは世界のビスコース繊維市場の33%のシェアを占めている。 一方、GILは、マドヤプラデシュ州Birlagram工場の従業員を解雇したが、これは水不足で今年5月31日以来同工場の操業がストップしているため。降雨により水不足が解消すれば、操業を再開する。 ビスコース・レーヨン・ビジネスは営業額の30%に貢献していが、売上のボリュームは11%、価格達成率は2%、それぞれ下降した。この結果2002年3月期の年商は4386.6クロー(US$8.947億)と、前年比1.9%下降した。しかしGILは2002-03年の営業額は拡大するものと見ていると言う。