2002-06-20 ◆昨年の外国直接投資流入額66%アップ 【ニューデリー】世界経済のスローダウンや米国におけるテロ事件の影響にも関わらず、昨年(2001-02)インドに流入した外国直接投資(FDI)の額は40億6000万米ドルと、前年の24億6000万米ドルに比べ66%増加した。 ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが6月19日、商工省のステートメントを引用し伝えたところによると、昨年のFDI流入額は過去最高をマークしたが、国連貿易開発会議(UNCTAD)が採用するデータの集計方式に従うなら流入額はさらに拡大する見通しだ。 インド政府は最近中央銀行および商工省産業政策振興局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)の代表から成る合同委員会を設立、UNCTADレポーティング・システムに則ったFDIデータのアップデートに関する研究に着手した。委員会は間もなく報告書を政府に提出する見通しだ。 国際通貨基金(IMF)の定義に基づけば、FDIの流入額には、投資収益の再投資や直接流入するその他の資本勘定項目、例えば債券(debt securities)、貿易信用(trade credits)、援助(grant)等も含まれる。UNCTADの世界投資報告(World Investment Report)も同定義を採用している。 インド政府が採用しているFDI集計方式は、ポートフォリオ投資を除く外国株式投資(foreign equity investments)をベースにしており、これには優先株(preference shares)も含まれるが、オフショア・ベンチャー・キャピタル投資は含まれない。しかし国際慣行では後者もFDIに含められる。 何れにしても昨年のFDI流入額は、過去最高を記録、FDI流入の顕著な減少を見たアジアの他の諸国と際だった対照をなしたと言う。