2002-06-21 ◆耐久消費財メーカーの活況、白黒TVにも波及 【ニューデリー】今年の夏は耐久消費財業界にかつてない活況をもたらし、冷蔵庫、エアコン、カラー・テレビジョンの売上が急増したばかりでなく、長期にわたり売上の縮小傾向を辿ってきた白黒テレビジョンの販売も目覚ましい増加を見た。 エコノミック・タイムズが6月20日報じたところによると、5月の白黒TV販売台数は40万台近くに達したもようで、通常の月間販売台数30万台を大きく上回った。こうした好調な売れ行きが持続すれば、過去4年間連続マイナス成長を記録して来た白黒TV業界も今年はプラス成長を実現できそうだ。 サッカー・ワールド・カップに伴う需要増に加え、コンポーネントの値下がりが、売上の伸びに寄与したものと見られる。白黒TVブラウン管の価格は4-5月に25%ほど下降、14インチのコストは370ルピー(US$7.55)にダウンした。 白黒TVブラウン管メーカー、HotlineのV N Masaldan重役(MD)は、値下げは、市場の縮小と競争の過熱に伴うものと語った。しかし地場テレビジョン・メーカー、OnidaのG Sundar重役(CEO)は、「ブラウン管の値下がりは、売上増の原因の1つに過ぎず、ワールド・カップに伴う需要の急増が主因」と指摘した。 白黒TVの年間販売台数は、1990年の360万台から1996年の600万台に66%増加した。しかし1997年は横這いにとどまり、その後は一直線に下降、2001年の販売台数は390万台にとどまった。