2002-06-24 ◆バジャジ・グループ分裂? 【ムンバイ】二輪/三輪車から鉄鋼、電器、製糖等の幅広い事業を手がける時価総額6000クロー(US$12.24億)の同族企業、Bajaj groupが分裂する可能性が予想されている。 エコノミック・タイムズが6月21日伝えたところによると、グループを率いるRahul Bajaj氏(64)の弟Shishir Bajaj氏(55)が、目下経営権を握る一部の企業とともにグループから離脱することを希望しており、一族内部で同問題が協議されている。 Shishir Bajaj氏は目下、Bajaj Hindusthan、Bajaj Sevashram、Deccan Ayurvedashram Pharmacy等の経営を引き受けている。これに対してRahul Bajaj氏はその二人の子息とともに、グループの旗艦Bajaj Auto Ltd(BAL)の経営を手がけており、BALはグループの営業額の80%以上、純益の90%に貢献している。 しかし、Rahul Bajaj氏がその子息とともに握るグループの持分は、Shishir氏及び従兄弟のShekhar/Madhur(49)/Niraj3氏と等しく、5人がほぼグループの5分の1のシェアを均分している。従ってShishir Bajaj氏が最終的にグループから離脱、経営に直接タッチせぬ企業の持分を他の兄弟や従兄弟に売却、直接管理する企業の未だ保持せぬ持分を兄弟や従兄弟から買い取るとすれば、膨大な入超になる。例えばShishir氏が保持するBALの5%の持分の時価は260クロー(US$5303万)と見積もられる。これに対して、他の一族メンバーが保持するBajaj Hindusthanの持分を買い取るコストは23クロー(US$469万)に過ぎない。 消息筋によると、Shishir氏は、直接経営する企業をBajajグループから分離し、子息のKushagraha Bajaj氏にビジネスのバトンを順調に引き継ぐことを目指しているものと見られる。Kushagraha氏は、AV Birla Groupの会長Kumar Mangalam Birla氏の妹と結婚している。 しかし、Rahul氏は21日、Shishir氏が25日に帰国するのを待って、直接会談する考えを明らかにするとともに、一族企業の分裂を回避することに楽観的見通しを表明した。