2002-07-02 ◆HPL、潜在的シック・カンパニーに? 【コルカタ】西ベンガル州政府のドリーム・プロジェクト、Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)が、潜在的シック・カンパニーの宣告を受ける瀬戸際に立たされている。 エコノミック・タイムズが6月29/30日報じたところによれば、目下、HPL業績(2001-02)の最終審査が進められているが、累積損失額は600クロー(US$1.22億)前後に達しており、これに対して自己資本は1200クロー(US$2.45億)に過ぎない。会社更生法に相当する“Sick Industrial Companies Act(SICA)”の下、累積損失が自己資本の50%に達した企業は潜在的シック・カンパニーと判定される。 HPL筋によると、同社の財政状況は月間45クロー(US$918万)の利子を支払うゆとりは全くなく、2002年3月期四半期の利子支払いを滞らせた同社は、6月期四半期の利子も支払う目処が立たない。HPLは現在4000クロー(US$8.16億)の借入利子1700クロー(US$3.47億)を滞納している。 HPL管理職と6月29日に会合した債権金融機関の代表は、3月期四半期に続き6月期四半期の利子支払いも滞らせた際には、HPLへの貸し付けを不良債権(NPA:non-performing asset)として処理するか否かを検討するとし、プロモーターとの会談を要求した。しかしHPL筋によると、プロモーター側の情況は過去7、8ヶ月変化しておらず、このため債権金融機関代表とプロモーター代表の会議が実現する可能性は少ない。 HPLへの出資に関心を抱くIndian Oil Corporation (IOC)は、依然として州政府との交渉を続けている。既存プロモーターのPurnendu Chatterjee氏は、新資金を注入することができないだけでなく、その持分を額面価格で処分して、事業から撤退することもできず、抜き差しならない情況に立たされている。業界筋によると、チャタジー氏は投資ファンドを利用してHPLに出資しおり、同投資に対する収益を上げる必要が有るが、現状ではそれは不可能である。目下チャタジー氏は西ベンガル州政府と対等の43%を出資しているが、残りの14%を出資するTataグループは既に事業から撤退する方針を決めている。