1995-08-29 ◆<星>メディア・ハブの成功で人材不足顕在化? 【シンガポール】シンガポールの衛星放送業界では2~3年内に大学高専卒レベルの人材が150人前後不足すると予想されている。 経済開発局(EDB)は最近以上の見通しを示したが、シンガポールにオフィスを置く国際放送会社の雇用数が1社当たり50~300人であることから、150人の不足は必ずしも小さいとは言えない。現在、MTVアジアは125人、アジア・ビジネス・ニュースは95人、HBOアジアは70人、ESPNアジアは40人を雇用している。今年設置されたアジア・ブロードキャスト・センターは既に70人を採用し、来年までに150人に増員する。スタッフ数人を他社に引き抜かれたラジオ・コーポレーション・オブ・シンガポールのアンソニー・チア重役(CEO)は、メディア・ハブとしてこれほど成功するとはEDBも当初は予想していなかったのではないかと皮肉る。また、人材獲得競争で給与も上昇せざるを得ないと懸念する声も上がっている。 こうした状況に対し、EDBは大卒者を対象とした放送関係科目の8週間集中コースを計画、南洋理工大学(NTU)の情報学科が10月から同コースを設ける予定という。さらにEDBは、ギーアン・ポリテクニックに対して映像学科の定員(現在50人)を拡大するよう求めている。(ST:8/28)