2002-08-26 ◆MUL、7月の市場シェア過去最低マーク 【ニューデリー】往時には地元乗用車市場の70%以上のシェアを占め、実質的に市場を独占していたMaruti Udyog Ltd(MUL)は、過去一両年ライバル各社の熾烈な追い上げを受け、守勢に立たされて来たが、7月のシェアは過去最低の42.7%と、昨年同月の61%から顕著な落ち込みを見た。 エコノミック・タイムズが8月24日報じたところによると、年初4ヶ月(2002/4-7)の市場シェアも45.8%にとどまった。MULの7月の販売台数は1万8457台と、昨年同月の2万4697台から25%の落ち込みを見た。これに対して主要ライバルは何れも販売台数を伸ばし、Hyundai Motor India Ltd (HMIL)のシェアは20.3%、最近急成長を見ているTata Engineering & Locomtoive Company Ltd(Telco)のシェアは19.6%、Fiat India Automobiles Pvt Ltd (FIAL)も7.6%を占めた。 こうした中でMULはMaruti 800の値下げを行う一方、Versa、Esteem等の新モデルを投入したが、Alto、Wagon R、Versa、Baleno等のMULモデルは何れも期待通りの販売成績を達成していない。こうした新モデルの不振が、MULのシェア退潮の一因と見られる。これに反してTata Indica、Hyundai Santro、Fiat Palio等は好調に売上を伸ばしている。中でもIndicaは市場に旋風を巻き起こし、Bセグメントのトップ・セラーになる勢いを見せている。 MULは競争が熾烈化した後も、暫くは全てのカテゴリーでトップの座を維持して来たが、こうした状況を維持することはできないと判断、総販売台数を維持する方向に戦略転換を図った。しかし今や総販売台数も昨年同月比25%の下降を見た。 MUL以外では、General MotorsとDaimler Chryslerも販売台数の縮小を見ており、前者は月間600台前後を推移、後者は7月には64台を販売した。この他、Hindustan Motorsの7月の販売台数は1526台、Ford India Ltd (FIL)とHondaは各1000台を販売した。