2002-09-02 ◆インド電機産業に中国の脅威:PWCレポート 【ムンバイ】インドの4万クロー(US$81.58億)電機産業は労働生産性やコスト効率等の面で優位に立つ中国の脅威に晒されている。 エコノミック・タイムズが8月30日伝えたところによると、PricewaterhouseCoopers.がこのほど発表した『国際競争力:インド送配電機器産業(Global Competitiveness: Indian Transmission & Distribution Equipment Industry)』と題する報告書は、例えばインドの労働者1人当たりの付加価値生産は2.62と、中国の3.96を51%下回ると指摘している。送配電機器産業の主要インプット素材の基礎金属(base metals)に関してもインドの開閉器や送電鉄塔の製造業界は不利な立場に立たされており、またインドの総務費(administration cost)は30%ほど中国を上回る。 PWCがインド電気・電子製造業者協会(IEEMA:Indian Electrical and Electronics Manufacturers Association)に依託して行った調査によると、インドのユニット当たりの電力コストは0.07米ドルと、中国の0.09米ドルを下回り、この点でインドは僅かながら中国に対し有利な地歩を占めているものの、中国の電力部門はインドのそれを遙かに上回る急成長を遂げているため、短期間に同優位も失われる見通しだ。 中国製変圧器は10%、中国製開閉器は17%、中国製電気メーターは12%、中国製電線は10%、中国製送電鉄塔は17%、それぞれインド製に比べコスト・アドバンテッジを有するものの、50.8%の輸入関税に祟られ、インド国内における中国製品の価格はそれほど安くないと言う。