2002-09-19 ◆食用油、予想外の大幅値下がり 【ニューデリー】旱魃の影響で値上がりが予想されていたにも関わらず、新収穫物の到着と需要の軟化が重なり、16日には食用油価格が急落した。こうした低価格が1週間も続けば、食用油会社も値下げを強いられそうだ。 エコノミック・タイムズが9月18日伝えたところによると、値下がりは、輸入関税の引き下げを予想するバイヤーが買い控えをする中で発生した。トレーダーの間に『在庫を保持する者は損をする』と言う不安が広まり、こうした不安は自己成就的予言と化した。 サンフラワー・オイルは慢性的供給逼迫で最も高価が食用油と見なされて来たが、その卸売り価格(精製済み)は1ヶ月前の54ルピー(キロ当たり/以下同様)から46.5ルピーに、最も大幅な6.50ルピーの値下がりを見た。 観測筋は、「カリフ収穫物が南インド市場に出回る時期に価格が軟化するは例年のことだが、これほどの値下がりは、誰も予想しなかった」と語った。 ピーナッツ油も買い手が無く、51.5ルピーから47ルピーにダウンした。サンフラワー油とピーナッツ油の値下がりは、大豆油を含む他の全ての食用油にも波及、パーム原油は33.4ルピーから31.3ルピーに3ルピー・ダウンした。パーム油の値下がりには、マレーシアにおける過剰生産に伴う市況の落ち込みも反映されている。 しかし、政府は、祝祭日シーズンを前にした食用油の値下がりを歓迎しており、またトレーダーによる関税引き下げ圧力も軽減するため、一息ついているものと見られる。当然のことながら消費者は値下がりを歓迎している。