2002-10-28 ◆IPCL、特殊グレード化学品に照準 【アーマダバード】最近、Indian Petrochemicals Corporation Ltd(IPCL)の政府持ち分を買収したReliance Groupは、IPCLのビジネスの重心を高付加価値の特殊グレード化学品にシフトすることを計画、目下青写真を作成している。 エコノミック・タイムズが10月23日報じたところによると、グループの旗艦、Reliance Industries Ltd(RIL)自身、その石油化学ビジネスに同様の戦略を採用している。特殊グレードの化学品の価格は他の製品に比べ5~15%のプレミアムが見込める。特殊グレード製品のRILの総売上に占める比率は約60%に達し、同社はこれにより昨年も高水準のマージンを維持できた。特殊グレード製品は昨年ポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)の70%、ポリエチレンの25%、パーシャリー・オリエンテッド・ヤーン(POY)の25%、ポリプロピレンの15%を占めた。 リライアンスはまたIPCLがグジャラート州Barodaに設けた石化コンプレックスにナフサ・ベースのクラッカーを増設する計画も棚上げした。リライアンスは、新設備を設けてキャパシティーを拡大するよりも、特殊グレード化学品を製造する方が賢明と判断したようだ。IPCLは総コスト3000クロー(US$6.2億)、年間キャパシティー35万メートル・トン(MT)のナフサ・ベースの新クラッカーを設けるために必要な全ての認可を取得しており、新クラッカーは1970年代に設けられた年間キャパシティー17万MTの既存クラッカーに取って代わるはずだった。IPCLはこうした認可を取得するのに3年近くを費やしており、インド政府がIPCLの持ち分を戦略パートナーに売却する方針を決めた際には、関係プロジェクトに着手するばかりの状態にあった。 しかしIPCLの新マネージメントは将来の国際的な市場動向も配慮した後、ハイ・コストなナフサをベースにしたプロジェクトは採算が見込めないと判断した。今日また、100万トンを下回る規模のプロジェクトは国際市場において如何なるビジネス・センスも有しない。実際のところナフサ・ベースのクラッカーを廃棄し、ガス・ベースのクラッカーに転換するのが世界の潮流になっていると言う。